あなたの夢・将来のビジネスキャリア
よく聞かれることだが
「あなたの夢は何ですか?」という質問がある
あるいは
「将来どういう人間になりたいですか?」という質問かもしれない
前者に対しては、「ビジネスという自分の人生の大舞台を活かして、世の中になくてはならないインフラを作り、社会の発展を支える」
後者に対しては、「会社に頼りきった人間ではなく、市場のシビアな評価にも耐えられるプロフェッショナルになること」と答えている
こういう質問をされるとき、いつも自分は、フォアキャスティング的な考えよりも、バックキャスティング的考えをする
つまり、「どう生きていくか?」を考えるより「どう死ぬか?」を考えるということだ
「死ぬときにどういう人生でありたいか」を考えた時、自分がなりたい姿が鮮明になることは少なくない
死ぬときにどういう人生を送ってきたかを振り返るとしよう
大学卒業から60過ぎに至る「ビジネスマン」としての期間を振り返った時
「大学を卒業して、自分の好きなことをやっている会社に入って40年間過ごし、とりわけ市場価値が高いわけではないが、社内ではそこそこうまくやって、安定したビジネスマンライフを送りました」
となれば、さぞかしつまらない人生だったと思うだろう
誰のためでもなく、自分のために働き、世の中の発展にも無関心で、自分の好きなことだけ追求し、自分の会社に閉じこもって市場のシビアな評価にさらされることもなく生きていく
なんて受動的な人生なんだろうと思うが、日本人のほとんどはそう考えているだろう